「ブルーベリーは目に良いよ!!」

とよく聞きますよね。

 

ブルーベリーは、北アメリカ原産のツツジ科の植物ですが、果実が青色だったことからこの名前が付けられました。古くから現地のインディオたちからは、薬として利用されていたといいます。

 

小さくて愛らしいこの果物に、どんなパワーがあるのでしょうか。

今回は、ブルーベリーに含まれる目に良い効果について、解説していきます。

ブルーベリーが目に良い理由

ブルーベリーの最大の特徴は、その青色にあります。

この青色は「アントシアニン」と呼ばれるポリフェノールです。ポリフェノールは、植物が紫外線やウイルスから身を守るために作り出した成分です。

 

紫外線は、活性酸素を過剰に発生させ、細胞を老化させたり変質させる作用があります。

そのため抗酸化作用の強いポロフェノールを作ることで、活性酸素を抑えているのです。

 

植物だけではありません。
人間もちょうど植物と同じような働きを持っています。

私たちは、日に焼けると皮膚が黒くなります。これは紫外線から細胞を守ろうとして「メラノサイト」が増えるからです。

 

植物は、動物と違って動くことができませんから、強力な抗酸化作用を持つポリフェノールを発達させました。

アントシアニンを含む植物は、現在500種類以上あるといわれています。その中でもとくにブルーベリーに含まれるアントシアニンの抗酸化作用は強力です。

 

目は、常に紫外線やブルーライトといった有害な光にさらされており、活性酸素ができやすい器官です。ブルーベリーに含まれるアントシアニンの持つ抗酸化力で、活性酸素を抑えることで、眼精疲労や眼病予防に効果があると注目されているのです。

ブルーベリーの2つの効果

①視覚機能を改善する効果

目で見ただけでは、「見えている」ことにはなりません。それを信号化して脳に伝え判断・認識することで初めて見えていることになります。

 

この信号を脳に伝えるのが、目の網膜にあるタンパク質「ロドプシン」です。

ロドプシンは光を受け取ると分解され、再び合成されるということを繰り返しています。

 

ところが、長時間目を酷使していると、ロドプシンの再合成が遅れてしまうようになります。そうすると物がぼやけたり、かすんだり、目がしょぼしょぼしたりします。

アントシアニンは、このロドプシンの合成を促進する働きがあります。そのため目の疲労回復を早めたり、視力の維持につながっていると考えられています。

②眼病の予防効果

目は、人間の体の中で唯一、外のからの刺激をストレートに受ける「むき出しの臓器」だといわれます。

そのため活性酸素や細菌、ウイルスからの攻撃にさらされやすくなっています。

 

たとえば、紫外線が原因で発生する活性酸素は、白内障や黄斑変性症、緑内障などを誘発します。白内障に至っては、80歳以上では100%の人が罹っているといわれています。

アントシアニンは、非常に抗酸化力に優れた成分です。この酸化力で、水晶体や黄斑部、視神経を守ってくれるため眼病予防の効果が期待されています。

アントシアニンが含まれている食べ物

アントシアニンが含まれている食べ物は、ブルーベリーだけではありません。

主に色の濃い黒、紫、赤、青といった植物に多く含まれています。たとえば、「ぶどう」「カシス」「黒豆」「なす」「紫イモ」「紫キャベツ」「紫たまねぎ」「赤シソ」などです。

ぶどうは、マスカットなどの白系よりも巨峰などの黒系が、カシスも濃い紫の方がアントシアニンが多く含まれます。

 

さらに、紫キャベツや紫たまねぎは、火を通してしまうとアントシアニンが分解してしまい、白くなってしまいます。これらはサラダなど生で食べたほうがアントシアニンを多く摂取することができます。

おわりに

生のブルーベリーでアントシアニンを摂取しようとすると、一日20~30粒食べないとあまり効果は期待できないそうです。

ブルーベリーはジャムやジュースなどに加工されているので、季節に左右されないこうした加工品から摂るのもいいでしょう。

 

また、アントシアニンは水溶性で、尿と一緒に排出されてしまうので、一度に大量に摂取してもあまり意味はありません。毎日少しずつ摂取していきましょう。