ブルーライトは青色系の強い光で、スマホやパソコンなどのデジタル機器のディスプレイに使われているバックライトのこと。

最近、このブルーライトが目に及ぼす影響が危惧されています。眼の疲れだけでなく、網膜や角膜までダメージを与える光ではないかと、その使い方に警鐘を鳴らす専門家もたくさんいます。ブルーライトは目にどのような影響を及ぼし、私たちはどのようにして目を守ればいいのでしょうか。

ブルーライトとは

私たちは目に光が入ることで、物の形や色などを判断します。人間は、その光を波長の低い紫から青、緑、黄色、そして波長の高い赤まで中間色を含めて7色まで認識できるのです。

ブルーライトは波長の低い青に分類される色で、紫外線の次に強い光です。そのため水晶体や角膜を通り抜けて、そのまま網膜まで到達してしまいます。

 

強い光は網膜やその周りの細胞に刺激を与え、活性酸素を生み出します。

活性酸素は老化を早める物質ですから、眼の疲れを引き起こしたり、細胞の異常によって「加齢黄斑変性症」「緑内障」「網膜剥離」といったさまざまな病気の要因になると危惧されています。

 

こんなに危険なブルーライトですが、私たちのまわりには実にさまざまなところから発せられています。

その代表的な光源がスマホやパソコンのディスプレイです。エネルギー効率が良いことで近年増え続けている「白色LEDライト」が使われています。

これは青と黄色の光を混ぜることによって白色を作り出しているため、ブルーライトが多く発せられているのです。

ブルーライトが目に与える影響とは

眼の疲れや眼精疲労

ブルーライトは波長が短いため、光の波が小さく細かくなります。

すると空気中に浮遊しているチリやほこりにぶつかって、乱反射を起こします。

 

乱反射することでディスプレイの画面がぶれたりチラついたりするため、私たちの目は知らず知らずのうちにピントを細かく調節しようとして酷使されているのです。

ピントを合わせるために、毛様筋といった筋肉がフル稼働して、眼の疲れや眼精疲労につながります。

網膜へのダメージ

紫外線によって、白内障などの眼の疾患が起こることはよく知られています。これは紫外線によって、活性酸素が産出され、目の奥の細胞がダメージを負うからです。

ブルーライトは紫外線の次に強い光。

 

紫外線は日中だけですが、ブルーライトの場合、24時間お構いなしに私たちの目の中に入ってきますから、状況はより深刻です。

ブルーライトによるダメージが蓄積されると、網膜疾患や加齢黄斑変性症などを引き起こす原因となります。

ブルーライトから目を守る3つの方法

①パソコンメガネで目を守る

UVサングラスで紫外線から目を守るように、パソコン作業をしている時にブルーライトをカットしてくれるメガネを活用しましょう。いちいちメガネをかけるのは煩わしいという場合は、パソコンにブルーライトをカットするフィルムを張っておいたり、ディスプレイの光量を抑えるなどの工夫をしましょう。

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②スマホをブルーライトカットモードにする

スマホには、ブルーライトカットモードというものがあります。

iPhone 5sですと、「設定」⇒「画面表示と明るさ」⇒「Night Shift」でブルーライトカットモードにすることができます。

スマホをよく使うなら、使ってみてはいかがでしょうか。

③時々休憩を取る

ブルーライトを発し続けるパソコンやスマホは、もはやなくてはならない存在。

ですが「やめる」ことはできなくても「うまく付き合っていく」ことはできます。そのためには、ときどき目を休めてあげることが大切です。

 

仕事でパソコンを使う時には、1時間に10分程度の休憩を取って、目を休めてあげましょう。そのときに目に温湿布をしてやると、目の筋肉の緊張が緩んで疲れも取れます。

またスマホもダラダラと使うのは止めて、メリハリをつけた使い方にするなど、注意する必要があります。

おわりに

パソコン、スマホ、テレビ、照明などなど。現代の私たちが文明的な生活を送ろうとすればするほど、ブルーライトから逃れることはできません。

ブルーライトとうまく折り合いをつけて、目を守ることが大切になります。

 

ブルーライトの影響は目だけではありません。

目から入った強い光は、脳を刺激して睡眠障害を起こすこともわかっています。

 

寝る前のスマホから出るブルーライトによって、眠れなくなったり、眠りを浅くして夢ばかり見たり、日中体がだるくてあくびばかり出たりといった症状を引き起こします。

特に子供は脳が発達する成長期段階にあるので、ある程度親の監視下の元、夜のスマホやパソコンは制限を加えるべきではないでしょうか。