睡眠と目は、非常に深い関係にあるのを知っていますか?

睡眠中には目が動いたり、目から入った光の情報が体内時計をリセットさせたり、体内時計をリセットしたことで一定の時間経過すると睡眠ホルモンを分泌させて睡眠に入るなど、目と睡眠は深い関わりがあると言えます。

ここでは、睡眠と目の関係について詳しくご紹介します。

睡眠中に目は動く

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉を聞いたことはありますか?

レム睡眠とは、眠りが浅く体は眠っているのに脳が動いている眠りのことで、ノンレム睡眠とは、眠りが深く体も脳も休んでいる眠りのことです。

 

人は寝ている間にこのレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返して行っています。健康な人では、ノンレム睡眠は60分~80分行われた後に、レム睡眠に切り替わり10分~30分程度で再びノンレム睡眠に切り替わります。人はこの約90分間の周期を4回~5回ほど繰り返します。

 

この浅い眠りであるレム睡眠の時は、脳が活発に動いている為、目がキョロキョロと動きます。レムとは英語のRapid Eye Movementの頭文字をとったREMの事で、眼球早く動くことを意味しています。

目からの光が体内時計をリセット

目は光を浴びることで体内時計をリセットすると言われています。

人には体内時計が備わっており、睡眠の周期や行動に大きく影響を及ぼします。この体内時計をリセットするのが、光です。

体内時計は通常25時間の周期で動いていますが、光を浴びることで体内時計を24時間でリセットしてリズムを作ることが出来ます。

 

通常、太陽の光が目に入ると網膜に映し出されて、脳に達し体内時計がリセットされ、体は意識せずとも朝ということを認識します。それから一定の時間が経過すると、メラトニンという睡眠ホルモンを分泌して、眠気が出る仕組みになっています。

 

このように人間は特別に意識をしなくても、睡眠と覚醒のリズムを光を浴びることで作り上げています。

その為、朝に太陽の光を浴びていない方や昼間まで寝ている方は、夜型のリズムになる為、夜寝付けないなどの睡眠障害が起こります。朝型にリズムをリセットしたい方は、朝にしっかりと太陽の光を浴びることが重要です。

睡眠とメラトニンの関係

メラトニンとは、睡眠ホルモンであり、体内に分泌されることで眠気が出ます。

また、抗酸化物質でもある為、若返りホルモンとも呼ばれており、睡眠中に活性酸素を抑制させます。肌荒れやしみなどを防止するだけでなく、風邪を引きにくくしたり、疲れを緩和させたり、様々な病気を抑制するのに効果があります。

 

睡眠をしっかりと取り、メラトニンを分泌することは、私たちの体にとても重要な事です。

このメラトニンの分泌は、光と密接な関係を持ち、太陽などの光を浴びてから一定の時間が経過すると、夜と認識して分泌される仕組みになっています。

 

その為、睡眠中や睡眠前に光を浴びていると、メラトニンの分泌が少なくなり眠れなくなるといった現象が起こります。部屋を明るくした状態で寝かす家庭もあるかもしれませんが、このような状態は、メラトニンの分泌に影響を与え、不眠症や睡眠障害などを引き起こす原因になります。

 

また、幼児や子供が明るい部屋で寝ると将来、近視になるという報告もあります。

おわりに

目と睡眠はとても深い関係にあり、寝ている間に目が活発に動いたり、目から光は体内時計をリセットさせます。

私たちが健康的な生活を送るには、朝にしっかりと光を浴びて、夜寝る前はパソコンやスマホなどの光を避けたり、電気を消して寝ることを習慣づけることがとても重要です。